Deskferry 編集ガイド
Mac のファイル共有:もう 1 台にフォルダを 1 つ開放する
同じ生きたファイルを 2 台で扱うなら共有。ファイルが欲しいだけなら、コピーを送ります。
プロジェクトのフォルダはデスクトップの Mac にあって、ノートのほうからは何度も入りたい。毎朝だれかが一式を送り直す、という話にはしたくない。macOS のファイル共有はそのための機能です。
手順を曖昧にしないために、2 つの言葉を通して使います。ファイルを置いている Mac が ホスト、そこへ接続する Mac が クライアント です。
ホスト側:フォルダと、使ってよい人を決める
以下の手順は macOS Ventura 13 以降のシステム設定の並びに沿っています。ホームフォルダを丸ごとではなく、そのために作ったフォルダを公開してください。半年後に見直すのがずっと楽ですし、関係ないものを話に巻き込まずに済みます。
- システム設定を開き、「一般」から「共有」へ。「ファイル共有」の横にある情報ボタンをクリックし、ファイル共有をオンにします。
- 「共有フォルダ」で追加ボタンを押し、公開したいディレクトリを選びます。複数追加できますが、どれも「誰に何を見せるか」という別々の判断として扱ってください。
- 「ユーザ」で、そのフォルダが必要な人を追加し、それぞれの権限を決めます。「読み出しのみ」ならファイルを開いてコピーできますが、フォルダの中身は変えられません。「読み/書き」なら追加・編集・名称変更・削除ができます。中身を変えるべき人にだけ「読み/書き」を渡し、設定が早く済むからという理由で全員に開けないこと。
- 設定画面に表示される接続先アドレスを控えて「完了」をクリック。許可したアカウントでサインインして、権限が意図どおりに働くことを確かめてから、フォルダの準備ができたと伝えてください。
クライアント側:Finder から接続する
クライアントは、ネットワーク越しにホストへ到達できる必要があります。そして必要な認証情報はホスト側の Mac のアカウントです。Apple Account のパスワードではありません。たいていの人が最初に試すのがそれですが。
- Finder で「移動」→「サーバへ接続」、または
Command-K。 - ホストのファイル共有設定にあったアドレスを入力して「接続」。
- 「登録ユーザ」を選び、渡されたホストのユーザ名とパスワードを入力して、一覧から共有フォルダを選びます。
- ファイルを開いて読み取りを確認します。書き込み権限があるはずなら、小さなテストファイルをそのフォルダに保存して、ホスト側に現れるか確かめてください。
「つながらない」と「書き込めない」は別の問題
ホストがそもそも出てこない、あるいは接続がタイムアウトするなら、まだ権限の話ではありません。ホストが起きているか、アドレスは合っているか、そのネットワークが 2 台の通信を許しているか。ゲスト用や公共の Wi-Fi は、インターネットには出られるのに端末同士は隔離する、ということを普通にやります。パスワードを打ち直しても何も変わりません。
フォルダは開くのに保存できないなら、接続は問題なく、これは権限の話です。そのアカウントが「読み/書き」ではなく「読み出しのみ」になっていないか、次にホスト側のフォルダそのものの権限、次にそのファイル個別の制限、最後に空き容量。はっきりさせておきたいことがひとつ。ファイル共有はアクセスの仕組みです。バックアップではありませんし、同じ瞬間に誰が書類を編集するかを調停してもくれません。
セッションを終える、Mac のファイル共有の設定を止める
終わったら、Finder のサイドバーで共有を取り出してクライアントを切断します。ホスト側では、共有フォルダからそのフォルダを外せば以後そのディレクトリへのアクセスが止まり、ファイル共有自体をオフにすればすべて止まります。
どちらもさかのぼりません。誰かがすでに自分の Mac にコピーしたものは独立したファイルとしてそこに残り、ホスト側のどの設定も引き戻せません。複数人がそのフォルダで作業を続けるなら、どのバージョンが正で誰が編集するのかを先に決めておくこと。二人が互いに上書きするのは、たいてい権限の設定が言われたとおりに動いているだけです。
アクセスではなくコピーが欲しいとき
共有フォルダが与えるのは、ホストに置かれたままのファイルへのアクセスです。2 台が同じ生きたディレクトリを必要とするなら、これが正しい形。ノートで書き出した PDF をデスクトップ Mac のプロジェクトフォルダに置きたいだけなら、間違った形です。その 2 つ目の場面を受け持つのが Deskferry で、片方の Mac の Finder でファイルをコピーし、もう片方の Finder で貼る。できあがるのは独立したコピーで、ホストが起きているかどうかにも、到達できるかどうかにも左右されません。
上で設定したものの代わりにはなりません。共有ディレクトリはなく、ユーザごとの権限モデルもなく、両側の編集が統合されることもありません。Deskferry は macOS 14 以降のメニューバーアプリで、ローカルネットワーク上の信頼グループのなかで動きます。ファイルと動画はグループ管理者の Pro か Max の権限を使い、フォルダには Max が必要です。設定はファイル受け渡しのガイドを見てください。そして、複数の Mac がいつでも到達したいフォルダには、ファイル共有をそのまま使い続けてください。
公式の参考資料
Apple の機能資料は 2026 年 9 月 16 日に確認しました。Deskferry は Apple とは独立したソフトウェアです。
よくある質問
よくある質問への回答
共有に接続すると、中のファイルが全部自分の Mac にコピーされますか?
されません。接続で得られるのはホストのディレクトリへのアクセスで、ファイルはそこに残ります。自分の版が欲しければ、必要なものをローカルのフォルダにコピーしてください。一度つないだからといって、何かがオフラインで使えるようになるわけではありません。
もう一方の Mac にはどのパスワードが要りますか?
ホスト側の Mac に存在するアカウントのものです。ホストが用意していれば共有専用アカウントでもかまいません。Apple Account のパスワードも、Deskferry のペアリングコードも、このログインではありません。
フォルダは開くのに保存できません。なぜですか?
そのアカウントが「読み出しのみ」になっている可能性が高いです。中身を変えてよい人なら、ホスト側がファイル共有の設定で「読み/書き」に変えられます。すでに「読み/書き」なら、フォルダ自体の権限、そのファイル個別の設定、ホストの空き容量を確認してください。
ホストの電源が切れていても共有フォルダを開けますか?
開けません。アクセスはホストに到達できるあいだだけ続くので、必要になりそうなものは先にコピーしておいてください。それと、ローカルのコピーを編集してもホスト側のファイルは更新されません。
プロジェクトを 1 つ共有するのにフルディスクアクセスが要りますか?
要りません。そのプロジェクトが入っているフォルダを、必要な人に、必要な権限で共有してください。専用のディレクトリが 1 つなら、1 分で見直せます。ホームフォルダ全体へのアクセスはそうはいきません。
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